15:20、病院から帰る車の中、私の膝の上で息を引き取りました。 昨夜、急に胃拡張が起こり、急性膵炎で多臓器不全になり、逝ってしまいました。
記録として残したいので、自分の為に詳しく書きます。
昨夜エリナがライルを迎えに来ました。 その時、エリナが「なんかバーニは元気ないね」と言いました。 「そんなことないよ!」といつも通りだと返事をしました。 そのときすでに胃がむかむかし、気持ち悪かったのかもしれません。
エリナが帰り私はPCに向かい日記を更新していました。 バーニはいつもの私の隣にあるワンベッドで寝ていたのですが、リビングのトイレに行って戻ってきました。
オシッコの匂いがしてきたので、オムツ変えようね、ちょっと待ってね。と言い、少しするとまたリビングへ行こうとしていました。 替えようね!と後を付いて行くと廊下に出てすぐ嘔吐し始めました。 吐こうとしていたのでトイレシートを口の下に持って行きましたが、それは嫌いなバーニは少しずつ避けるようにリビングに動いていました。 オムツはオシッコでびっしょりだったので外しました。 何度も何度も吐こうとしているのですが、口の中は泡だらけになり、リビングのサークルの前でしゃがんだと思うと失禁していました。 そして脱糞もしたので、ティッシュで取っているとお腹がパンパンに腫れているのに気が付きました。 これは異常だと思い、すぐにF先生に電話をしました。時間は0:20でした。で幸い、起きていらしたとの事、話が出来たのですが、症状を話すと、胃が拡張していると思う、胃捻転や腸捻転が起こると 一人では処置できないので、すぐに川口の救急病院へ行くように指示されました。 エリナに一緒に来てほしいと連絡しました。 まだ起きていて、しかもお酒を飲んでいなかったので、運転してもらいすぐに向かいました。 私の膝の上で抱かれていたのですが、まだ嘔吐が続き、何も吐かず、そして失禁していました。 電話で症状を話しながら向かいました。 途中で嘔吐は止まり、お腹も少し腫れが引きました。エリナが呼ぶとちゃんとエリナを見て反応していました。
到着しすぐに診察台へ。 レントゲンを撮りますと言われ、その後、診断結果を聞きました。
胃がガスでいっぱいになっていたが、今は治まっているとの事、胃の中にはガス以外は消化していないゴハンがありました。 そのゴハンが消化しガスも抜けて行くように胃の働きを助ける注射をしてくれました。 1時にはステロイドを飲ませないといけない時間だと話すと、ステロイドの注射をしてくれました。 本来なら注射針を刺してガスを抜き、経過を観察するために入院してほしいのですが、どちらもその子の負担になると思うので、 帰宅して様子を見てくださいとの事で、帰りました。
三郷のインターを降りする少し前から、また嘔吐が始まりました。 そしてすぐにまたパンパンのお腹になったので、病院に引き返しました。 2:30近い時間でした。 今度は注射でガスを抜いてくれました。レントゲンを撮り、見せてもらった画像は胃の中には消化されていないゴハンのみでした。
ただ、またガスが溜まり同じ症状が出るかもしれないので。と入院を勧められました。 胃が拡張すると押し上げた肺を圧迫し呼吸が出来なくなったり、傷つき、また血管なども切ってしまう可能性があると言われ、 F先生にも電話して相談すると、今夜は入院させた方が良いとの事。 私は来ていたものを1枚脱ぎ、これと一緒に居させてください。とお願いして帰りました。
翌日8:45に迎えに行きました。今朝5:00にまたガスが溜まり拡張したそうです。 結果、入院させて良かったと思いました。 バーニはボーッとして私に抱かれました。 今後はゴハンと一緒に空気を吸い込まないような形状にしたゴハンをあげること、【ガスが発生しやすい食品をあげない事。と注意をされました。 朝7時のステロイドとジアゾキシドは昨夜、預けて行きましたが、それは少しのゴハンと一緒に食べたとの事でした。 おそらく療養食と一緒に食べたのか?口が少し臭かったのですが、その匂いはちょっと異常な感じがしました。
病院外で歩かせるとちゃんと歩きましたがオシッコ等はしませんでした。 そのままハウスに入れてF先生の病院に向かいました。
病院の診察台ではいつもと違い、伏せていました。元気がありません。 帰ったら胃の働きを助けるために吐き気止めを飲ませ、いつもと同じ食事、もしくはミンチ状にすることと話しあいました。 話をしていると、バーニはケホッ!と消化していないゴハンを少し吐きました。 そのゴハンは少なくとも昨夜の21:30に食べた物なので、やっぱりおかしい!と思いました。
まだ少し吐き気があるようなら薬を飲ませても吐いてしまうかもしれないのでと、セレニア(吐き気止め)の注射をしてもらいました。
帰りに野菜などの買い物をし、11:30に帰宅しました。 駐車場に着き、また少し歩かせましたが、オシッコ等はしません。
家に帰りゴハンをミンチ状にしてあげたのですが、まったく食べようとしませんでした。 まだ薬は効いていないからかも?と思っていました。
バーニはワンベッドをカリカリと自分に寄せるように掻いて、入って寝ようとしませんでした。 どの仕草はどんな意味があるのかわからず、抱っこしてベッドに寝せるのですが、 またしばらくすると同じような行動をしていました。
私は台所の食器などを片づけました。今朝は5時に寝て7時過ぎに起きたので、睡眠不足なのと、 16時から新規のお客様とのミーティングがあったので、15時過ぎまでお昼寝することにしました。
ミーティングの際はスタッフが来てくれるのですが、具合が悪ければ一緒に来て車で待機してもらうつもりでした。
バーニは私の左腕を枕にし、ぴったり寄り添って寝ていましたが、気になって眠れません。 そうしているうちに頭を上下にカクンカクンと何度も動かす振動が低血糖の発作のように感じ、 抱っこして冷蔵庫の前に行き練乳を見せましたが全く舐めようとしません。 その時、バーニを立たせるとすぐに座っていました。それでブドウ糖液を口の横から少しずつ飲ませました。 その際に歯茎が白っぽくなっているのが見えました。 これは大変かも?と病院に電話をし、14:20すぐに向かう事にしました。
バッグを取って来るのにバーニを下すとよろけて立てませんでした。 抱っこしてパッソに乗り膝の上に乗せていましたが、途中で少し動いて運転も危ない状態になったと思ったら、ガクン!と力が抜けてしまいました。 目を見るとうつろになっていました。一瞬でした。
病院に着き、診察台に乗せながら、先生、もうダメかもしれません!と叫んでしまいました。 すぐに血液検査をし、血糖値が下がっていたらいけないので点滴をするとの事でした。
すぐにエリナにラインをし、電話で話しました。 私は仕事が終わるまで預かってもらうつもりでした。 その時が14:40、エリナのフレックスの終わりが15時なのでそれから帰って1時間かかって先に迎えに来てもらえば良いと思うくらいでした。
ただ、発作が低血糖ではなく、他の原因だったらもしかしたら危ないかも?と思っていたら先生から呼ばれ、裏の広いケージの中に居るバーニに会いました。 するとてんかんのような痙攣をしていました。 先生に低血糖の発作ではないと思うと話しましたが、血液結果があと少しで出てから点滴を止めるか決めると言われました。
私はバーニにしっかり話しかけました。バーニの目は私を見ていました。 先生は今夜がやまかもしれない。っと
結果が出ると血糖値は異常に高く、しかも腎臓、肝臓の数値は機能していない状態の数値との事、 点滴は止め、痙攣をしているのは苦しいだろうから止める注射をして良いかと聞かれました。 良いと答えましたが、きっとその注射を打つともう逝ってしまうと覚悟しました。 1本打っても治まらず、可哀相なので2本目を打ちましたが、その時点でバーニの目は何も見ていませんでした。 ただ。呼吸だけはしている状態でした。 すぐに抱きかかえて車の乗せ、バーニの顔は私の膝の上でした。
帰りながらスタッフにお客様のミーティングは二人で行って来てほしいとお願いし、駐車場に到着するとちょうどSaoriちゃんが来ていました。
抱いて車を降りるとバーニはすでに呼吸も止まっていました。 あっという間の出来事でした。
川口の病院から連れて帰ってきた時も、F先生に診せに行った時も、まさかこんなことになるとは、私も誰も思ってもいませんでした。
エリナが帰ってきて、スタッフも、バーニの兄妹のママさん達3人、師匠も最後のお別れに来てくれました。
師匠が我慢強い子だったからバーニらしいよ。と言ってくれました。
そうですね、本当に我慢強い子でした。 東大でエコーを撮る時に必死に抵抗はするけど、この子は絶対に噛もうともしません、偉いです。と褒められました。 そして本当に真面目な子でした。そして私の事が大好きで私の一番になりたい子でした。 だからこそ、私の事を気遣い、こんな逝き方をしたのだと思います。
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2015年01月20日(火)
No.633
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